AONIC 50 購入から1週間後の感想。
さて、AONIC50を購入してから1週間が経ったわけですが。
音楽生活が益々楽しく充実しております。本当に買ってよかった!!
ここまで満足感の高いヘッドホンは、もしかしたら初めてかもしれないです。
が、しかし。
人間とは欲深い生き物なのです。
そしてとてもわがままな生き物なのです。
どんなに満足感を得られても。
あーでもここがこうだったらいいのになーとか。
ここはちょっとダメだなーとか。
出てくるものなのですよ。えぇ。
そんなわけで、今日はダメなところも含めての、購入1週間の使用感レビューです。
【 専用アプリの使用感 】
全然ダメ。唯一の不満点と言ってもいいほどダメすぎる。
まず、アプリのリロードが遅すぎる。iPhoneと接続済みなのに検索されないこともある。
接続の不具合多し。
しかも一度接続に失敗すると、ヘッドホンを再起動しないと接続されない。
出先で操作していたらめんどくさいですね、これ。
解決策としては現在のところ、まずアプリを開いた状態でヘッドホンの電源を入れる。
iPhoneとDAPに接続、アプリのプロパティーのロード完了まで音楽を再生しない。
とまぁ、音楽聴けるまでに何分かかるんだよこれ…。
っていう設定順序でないと、使いたい時にアプリが接続されてないということになる。
めんどくさいですね、これ(2回目)
結論としては。
ミュージックプレイヤー機能とイコライザーを使用しない人には、アプリの必要性はあまり感じない。故に私はなるべく使わない。
バッテリー残量の確認と、ノイキャンやら環境モードやらの設定に使うくらい。
あとはアプデが来た時か。
ただ、ゼンハイザー と違って、機器と接続されていなくても使用方法などを見られるので、その点は便利で良いと思いました。
あと、最近気付いた大問題。
ストリーミングに対応していないので、ローカルファイルしかShureアプリでは再生できない。
は???何それ?
しかも、イコライザーが反映されるのは、アプリで再生する時のみ。
え、アプリの意味wwww
で、もう1つ問題なのが、そのイコライザーがね。まぁクソなんです。
低域を持ち上げると音割れするっていう。クソすぎるだろw
ていうか、ストリーミング主流の昨今、ストリーミングに対応していないようなアプリをリリースした上に、それで聴かないとイコライザーが反映されないってなんやねん。意味不明すぎるだろ。
ですので、当然DAPとの接続でもイコライザーは反映されません。え、まじでなんなの意味わかんないんですけど?
クソアプリすぎてびっくりしたw
ただ、褒められる点があるとすれば。
ハイレゾ音源の再生に対応しているだけあって、イコライザーさえ使わなければ、Appleさんとは比べ物にならないぐらい良い音です。
あと、操作性も、使いやすいし分かりやすいのに。惜しい!(笑)
まぁアプリでイコライザーをいじらなくても、私はデフォルトの音でめちゃくちゃ満足しているので、いいです。
所詮イコライザーはおまけみたいなもんだし。
ヘッドホンを使う上で、普段からあってもあまり使わない機能第1位だしなぁ。イコライザー。
【 音質 】
使用して1週間が経ったけど、音質変化は全くと言っていいほどない。
エージング否定派のブランドらしく、箱出し直後から最高音質で、それをずっと維持している感じ。
ていうか、Bluetoothのヘッドホンって、あんまりエージング関係ない気がするのは私だけですかね?
どれもあまり変化を感じない。
DD一発のイヤホンとかだと結構変わるのにね。不思議。
プラシーボ?オカルト??なのですかねぇ?結局。
前回のワイヤレスヘッドホン3選の記事でも書きましたけど。
AONIC50は、モニターライクで音質はフラット。
音場はやや広め。解像度高し。
視聴楽曲一覧(一部のみ)
ロック、ポップス、ピアノインスト、なんでも綺麗に鳴らしますね。
オールマイティだと思います。
ただ、ラウド系・EDM系はあまり合わないですね。
NEW BREEDとか、LINKIN PARKとか、PTPとか、SBPとか、SIMMとか。とかとか。
聴いてみたけど、グロウルもスクリームも若干アレな感じでした。
(曲自体はめちゃくちゃ大好きですよ!!大好き!!)
曲によっては、若干シンバルとスネアが刺さる時があります。
わたし的には、女性ボーカルに艶が足りない気がしました。余計な味付けがされていないせいなのかもしれませんが。
まぁこれは好みの問題ですね。
中高域に透明感があってとても綺麗に聴けます。
よって、ピアノなどは高解像度でとても気持ちよく伸びます。
弦の音もよく分離しているし、定位がしっかりしているので、どの音がどこで鳴っているかが脳内でしっかり把握できる感じですかね。
ドラムは、若干バスドラが弱いかなぁと思わなくはない。
なので、沈み込むような低音が欲しい人は、このヘッドホンじゃないと思う。
量感よりも、引き締まった低音とスピード感のあるアタックが欲しい人向け。
ただ、分離が良いのでドラムもベースもよく響くし、結果低音は十分足りています。
聴きやすいですね。
ボーカルは、とにかくリアル。
分かりやすいブレスだけでなく、ほんの少しの吐息というか…歌い手の息遣いまで忠実に表現している感じ。
英語だと、“th“ と “s“ の発音の違いがわかるくらいリアルに聴ける感じ、ですかね。
そういえば。
買ってからずっとAONIC50ばかり使っていたのですが、久しぶりにMOMENTUM 3 で聴いてみたら、低音のブーストが凄くてびっくりしました。
こんな低音モリモリな音を聴いていたのか私は…。って思いました(笑)
外に出るとAONIC50よりもMOMENTUMの方が低音がちょうどよくなるのですが。
室内では、もうMOMENTUM 3 は使えないな…と思った次第。
DALIがホール音質だとすれば、このAONIC 50はスタジオ音質なのかな。って思います。
とにかく全ての音が明瞭なのに、長時間聴いていても聴き疲れしない。
絶妙なバランスなんだろうなと思う。
MOMENTUM 3 は…まぁ、うん。リスニングヘッドホンとしてはそれなりに優秀だけど、そういうのじゃないです←
【 電源周り、充電など 】
起動から接続までがめちゃくちゃ速いです。電源めっちゃ優秀。
そして充電が早い。さすがは急速充電なだけありますね。
ローバッテリーから30分かからずに半分くらいバッテリー回復しました。
もちろん充電しながらの使用も問題なし。
しかも、充電完了時にはアナウンスで教えてくれるから、過充電の心配もないですね。
あと、アプリでバッテリー残量をモニターするために、iPhoneとZX300両方に接続して、アプリ起動しながらZX300で再生したんだけど、バッテリー100%の状態が、30分以上続きました。
これほんとに間違いないのか??と思うぐらい、バッテリーが減らないw
恐らく再生時間20時間は誇張ではないのではないかと。
aptX HD でDAPと接続、AACでiPhoneと接続しているのですが、トータルで4時間以上使用してもまだ86%です。
あと、自然放電はありませんでした。
充電完了から電源を入れずにしばらく放置してみたけれど、先ほども書いたとおり、100%が30分以上続きました。
【 コーデック 】
コーデックによって接続安定性に不安定な部分あり。
最初は接続も早いし、途切れないと思っていたのですが。
ただ何もせずに接続しているだけではなく、色々な環境下で使用してみると、LDAC接続の粗が見えてきました。
マルチポイントを使用してLDACでZX300と接続すると途切れやすいです。
aptX、aptX HD、とZX300の接続、AACでiPhoneとの接続は全く問題ないので、これはDAPとの相性というよりは、LDACの特性的なものではないかと思います。
LDACの音質優先だと、iPhoneの別アプリを起動しただけでZX300側でブツブツ切れます。
また、時折音量が不安定になりますね。小さくなったり大きくなったりします。
LDACの接続優先だと途切れることは無くなるけれど、ノイジーな音になってaptXよりも明らかに音質が下がります。
aptX HDとは比べ物にならないくらいのクソ音質。どこが高音質コーデックなのか。
ZX300もコーデックもSONYなのに、マジで使えないですねw
これはこのヘッドホンのせいではなく、ソニーのコーデックおよびDAPに問題がありそう。
SBCについては、これだけコーデックが揃っていたら普通使わないので試しておりません。
【 装着感 】
前にも書いたけれど、最高。ほんと最高(最高すぎるので2回言いました)
何時間着けていても首も耳も痛くならないしメガネをしても側圧にやられません。これは本当に凄い。
ただ、ヘッドバンドの調整が段階式で、これ、広げたり縮めたりするのがキツくて、結構苦労します。
たけどその分、一度固定したら下を向いたり頭を振っても全くズレない。
側圧が快適なのにこれは凄いと思う。
ズレない=側圧で締めつける ではないんだなと。
初めて感じましたね。
【 ノイズキャンセリング 】
音楽を聴きながら、という前提での話。
iPhoneで、33%〜40%程度の音量での話です。
耳栓として(音楽を聴かずにノイキャンだけオンにして)は使用していません。
先日、ちょっと用事があって会社近くの駅に行ったところ、ホーム近くで聞こえる電車の音は、ノーマルでもほぼカットしていました。
ただ、あのピーンポーンって音は、ノイキャンを最大にしてもはっきり聞こえますね。
あとエレベーターのアナウンスとか、そういう生活に必要な音は、自然に入ってくる感じです。
その代わり、車の走行音はほぼ聞こえませんでした。
トラックがすぐ横を通り過ぎても聞こえなかったのは、ちょっとびっくり。
外で最大にすると、室内でのノイジーな感じは抑えられるものの、今度は圧迫感が増えますね。さらに、音質にはあまり変化はないものの、音量が突然小さくなります。逆にいえば、ノイキャン最大時は相当効いている、ということでしょうか。
それにしてもこの音量問題、これはどこかで設定変更できるのかなぁ?
設定なのか仕様なのかは、今のところちょっと分かりません。
私はノイキャンを最大にすることはまずないので、特に気になりませんが。
ノイキャン至上主義の人は、必ず実機を試してから購入したほうがいいと思います。
アンビエントについては、以前書いた記事以外に特に追記したいことはないですね。
そもそも私はあまり使わない機能なのと、今こんな時ですからね。
ヘッドホンをして外に出て、人と話すということを全くしておりませんw
ただ、びっくりするほど自然で超有能です。それは間違いない。
【 総評 】
問題もないわけではないけれど。
音楽を聴くという基本的な部分は最高なので、総じて私自身は大満足。
とにかく所有欲が満たされて、音楽を聴いてさらに満たされる。
私にとっては大当たりのお気に入りヘッドホンです。
アプリとLDACとノイキャン最大を使用しなければ、全く問題のないヘッドホンということになりますw
あとは、アップデートが来た時にちゃんとこのアプリ機能するのかな…?という不安だけですかね←
【 最後に 】
そういえば。
TwitterでたまーにAONIC 50についてご質問を頂いたりするのですが。
使用感とか、わかることは答えるので、知りたいことがある人がもしもいたら、TwitterのDMとかリプとか、こちらのコメント欄とか、お好きに使ってくださいねー。
(Twitterはフォローとかしなくても大丈夫だよ!!w)
Twitterアカウント ↓ ↓ ↓
届きましたー!SHUREのAONIC50でございます!!
— ちはる (@unyounyo_75) 2020年5月15日
てか箱おっきい!!(笑)iPhoneがめっちゃちっちゃく感じるわー。
今回初めてフジヤエービックさんから買ったけど、梱包がめちゃくちゃしっかりしていて安心感が凄い。しかも安い。 pic.twitter.com/uuWyNP9Zmw
ただ本当は、ご自分で実機を試すのが1番です。
今こんな時だし、できない人の方が多いかもですが。
上記は全て私の個人的な感想です。
装着感やノイズキャンセルの体感、音質の好みなど、個人差があるので、参考程度に斜め読みでお願いしますね。
高価なヘッドホンなので、このレビューだけを見て購入とかは絶対やめてねっw
色々調べてくださいね。ほんとに。
特に、ご自身の好みの音(低音が多い方が好き・高音が伸びる方が好き・解像度が全て・など)を把握していない方は、まずは試聴してください。
また、初めてノイズキャンセリング機能のついたヘッドホンをお探しの方も、必ず実機を試してください。
ノイズキャンセルの感じ方には個人差が大きく出ます。
圧迫感がダメな人、期待したノイキャンが得られないなら意味がない人など、千差万別です。
というわけで。
AONIC 50の購入1週間後の感想でした。