【2000円以下でリケーブル可能】 低音好きにおすすめ KBEAR KS1の使用レビュー。
久しぶりのブログです。
本日は、低価格帯の中国製イヤホン、 KBEAR Ks1 という有線イヤホンについてのレビューです。
なんと、今回はうにょブログ初の無償提供イヤホンでございます。
まぁ無償だからって忖度するほど空気読める子ではないのでw
いつものように、良いと思うところと、ここはちょっとだめかなぁってところをお伝えします。
今回、TwitterでEasy earphones様(@hulang9078) より DMを頂きまして。
レビューを条件に香港から送っていただきました。
こちらのイヤホン、もちろん日本でも購入可能です。
Amazonで2000円以下で購入できます。
まずは、梱包はかなり簡易的です。
まぁ2000円でお釣りがくるイヤホンですから。
そこに高級感を求めるのは違いますよね。
必要最低限のパッケージです。
イヤホンの本体は、プラスチックでできてますね。
でもそこまで安っぽい作りではありません。
インナーイヤーモニターっぽい見た目で、耳の形にもよりますが、しっかりフィットする感じです。
ケーブルも、見た目細いですが、柔らかくて取り回しが良いです。
Shureがけするタイプで、耳にフィットするようにくせ付けもしてあります。
おかげでかなり装着感がいいし、タッチノイズも気になるほどではありませんね。
全体的に、2000円には見えませんね。
だからといって高級感があるわけでもないですがw
ただこのイヤホン、2000円しないのに、IEM 2Pinのリケーブル可能タイプなんです。
断線しても変えられるし、バランスケーブルに交換すれば、バランス接続も可能です。
自分の好みのケーブルに交換すると、それなりにちゃんとした音を出します。
コスパ(…という言葉はあまり好きではありませんが)は良いと思います。
・イヤホンにお金はかけたくないけど、それなりの音質で聴きたい人。
・リケーブルに興味あるけど、本当に音が変わるのかわかんない割にお金かかるし、失敗したら嫌だなと思って手が出せない人。
・昨今の完全ワイヤレスイヤホンブームで、安くて良い有線イヤホンがあまり出てこなくて困ってる人。
そんな皆さまにオススメです。
では、まずは公式の製品情報をご紹介しますね。
【10mm複合磁気ダイナミックドライバー】
弊社は最近たくさんオーディオマニアから意見を受け取り、重低音の魅力を感じさせたいという要求があります。周知による、ダイナミックドライバーは低音域の音により良い解析度を持ちます。
KBEAR KS1イヤホンは、ダイナミックドライバーをたったの「1基」だけ搭載させた非常にシンプルな設計を持ちますが、この1基のDD型ドライバーで「低域、中域、高域」全ての周波数帯域を再生され、非常に自然な周波数特性を作り出すことが可能となります。
イヤモニKBEAR KS1 は全域に正確に調整されたダイナミックドライバーを採用することで、正確さと滑らかさの間の素晴らしく美しい調和を生み出します。
【本来の性能を発揮するにはエージングが必要です】
100~200時間のエージング(慣らし運転)することで、購入当初とは別次元の、驚くべき音質に進化します。 音域はより広くなり、低音・高音の伸びもよくなります。帯域のバランスもフラットになり、ボーカルの定位感・距離感の表現も見事です。 音場も広がり、更なる臨場感を感じられるようになります。
100〜200時間…、ZX300並みのエージングが必要らしいです。
というわけで、私も現在、絶賛エージング中ですw
なので、もしかしたらまだまだこのイヤホンは、本領発揮していないかもしれません。
以上を踏まえて、ファーストインプレッションということで、以下聴いてみた感想など。
低域
重低音バリバリです。
初めて聴いたときは、あまりの低音の強さに、うわー…と声が出たくらい強かったです。
しかも結構ボワボワしてぼやけた感じの低音。
私の好きな締まった低音とは無縁でした。
ぶっちゃけ、えーこれどうやってレビューすればいいの…って頭を抱えました。笑
まる2日鳴らしっぱなしにして放っておいたら、低音は落ち着いてきて、少し聴きやすくなりました。
ボワボワした感じも少しおさまってきたので、エージング100時間は言い過ぎだろと思ってましたが、それくらい必要なのかもしれません。
それでもかなり低音は強いです。
低音の締まりやアタック感も、正直足りません。
ShureとかAKGとかに慣れている人は、おそらく受け付けない感じの低音です。笑
ゼンハイザー が好きな人なら、まぁ許容範囲かな。
あと日本の同価格帯イヤホン、Co−Donguriとかを使っている人も、ちょっとこの低域はあまり好みではないかもしれませんね。
でも、SONYの低音が好きな人にはめちゃくちゃオススメです!!!笑
中域
低域がドンドンとうるさい割には、潰されることなく聴けます。
しかもそれなりの解像度。
この価格帯でこれだけ質の良い中域を聴ければ、全然アリです。
作られた音っていう感じもしないし、結構自然ですね。
重低音に負けずに綺麗に聴けます。
このバランスは、馴れたらクセになるヤツですね。笑
この濃厚な中低域に耳が馴れてしまったら、フラットなイヤホンに戻れなくなる可能性もあるので、あとは自己判断で。
高域
問題は高音ですね。
ちゃんと中低域に負けずに聴けるし、それなりにクリアです。
ただ、なんか頭打ちされてる感がありますねぇ。
その分、サ行の刺さりとか、シンバルのシャリつきとかは一切ないです。
ただ、篭っているというほどではないけれど、若干一枚ベールに包まれてるような不透明さが残ります。
まぁ…比較対象が、Fender TEN 3とか、HS1300SSとか、3万円以上の機種なので。
2000円未満のイヤホンということを考えれば、とんでもなく質の良い高音なのかもしれないな。とも思います。
少なくとも、SONYとかオーテクの同価格帯イヤホンよりは、はるかに綺麗な高音が出ています。それは間違いない。
でも、ピアノの綺麗な高音を聴きたい人は、このイヤホンじゃないと思う。
解像度
解像度は価格以上です。
細かいところまで聴けます。
音が潰れてるなぁ。とは思わないです。
しかも、ムリヤリ感がなくて、自然に聴けるんですよね。
いつも聴いている細かい音を聴くぞ!と思って音に集中しなくても、自然にちゃんと分離した状態で音が入ってくる。
だからといってつながりが悪いとかではないです。
自然な分離感。
一般的に言う、ドンシャリではないです。
ドンドンですね。
バランス型なのに何故か低音だけめっちゃ強めにしちゃった的な。笑
だからといって、バランスが悪く破綻しているとかいうことも全くない。
むしろ、楽しく聴けるリスニングイヤホンとして有能だと思います。
2000円でリケーブルできて、この音質だったら大満足。
低価格帯の中国製イヤホン、私はお金を出してまで買おうと考えたことがなかったのですが。
今回レビューの機会をいただいて、中国ブランドのイヤホンへの興味が高まりました。
ちょっと色々試したくなってきた。笑
それくらい、出来がいいです。
同じ金額を日本のメーカーに払うなら、断然このイヤホンをオススメしますね。私は。
というわけで。
冒頭でも書きましたが。
イヤホンにお金はかけたくないけど、それなりの音質で聴きたい人。
リケーブルに興味あるけど、本当に音が変わるのかわかんない割にお金かかるし、失敗したら嫌だなと思って手が出せない人。
昨今の完全ワイヤレスイヤホンブームで、安くて良い有線イヤホンがあまり出てこなくて困ってる人。
そんな皆さまにオススメです。