うにょうにょ音楽生活

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好きな音楽やお気に入りのイヤホンヘッドホンについて

秋山黄色 『蛍』を聴いて思うこと。

さてさてさて。

大変、そりゃもうほんっっとーに大変ご無沙汰しております。

 

いやもうご無沙汰とかいって、多分ここもう誰も見てねーだろ的なやつですよねw

知ってます。でも、どーーーーしても書きたいことができてしまったので、ひっさしぶりにブログを開いております。

 

 

つい先日(と言ってももう結構経ってる)、秋山黄色さんが新曲を発売しまして。

これがまた、とんでもない名曲でして。

 

 

ものすごく久しぶりに。

 

 

この曲の感想が書きたい!!!!!

 

 

と、心の底から思ったのであります。

 

 

昔々に書いていたブログ(ここではないところで書いていたブログ)でも、CDの感想とか色々書いていたのですが。

正直、今だから言えるけれども最後の方はほぼ義務感みたいな、買ったCDの感想は「書かなかればいけないから」書く、みたいになっていたような気がします。

 

ぶっちゃけ、ご本人からコメントとかメッセとかくるし、読者の人に見てるよって言われるから書かないわけにいかないよな的なやつね。あれ、きっついんだよな。

(誰も見てないと思って結構なぶっちゃけ話書いてるw

 

少なくとも。

今、この「蛍」という曲について書きたい!と心から思った瞬間のような衝動というか、全身の血液が逆流するような、グラグラする興奮や情熱はなかったと、今ならわかります。

 

 

恐らく、そういう衝動で一気に書き上げた感想で私が覚えている最後の記憶は、リリィノートの最初で最後の北海道ライブの感想かなと思います。

(知らない人はスルーでいいです

知ってる人的には、えっらい昔やん!!っていうツッコミ入れたくなるぐらい昔の話ですw

それ以降全部義務感となると、まぁ色々あのー結構あれなんですがw

まぁいいや。あのブログはもう残ってないし、アーカイブもないし。

誰の音楽でどんな感想書いてたかなんて、当時の読者しか知らねーし多分当時の読者も覚えてねーから無問題!

 

 

そうやって。

しばらく「感想を書く」という作業から離れていたから、なおさらこの感覚が新鮮というか。

そしてブログを書かないことが当たり前になってしまった後に、ここまでの衝動が蘇るとは、ちょっと驚きかな。とも思います。

 

 

まぁ、そんなこんなで。

衝動と興奮と情熱だけで感想を書いてみようかな。と思い立ったわけです。

 

 

この蛍という曲が発表されるまでの経緯については、まぁなんと言いますか。

かいつまんで話をすると、

秋山黄色が逮捕される不起訴になる数ヶ月の活動休止期間を経るワンマンライブをやる蛍が発表される

 

ファンが知り得る事実はそれだけです。

 

そういう特殊な状況を経て発表された曲。

起こってしまった事と、ファンひとりひとりが抱えていた不安と心配、そういうものを加味して考えてしまうのは、本当はあれなんだけれども。

 

でも、その経緯がなければ、生まれなかった曲なんだろうな。と思います。

 

そして、私が今衝動だけで書き殴っているこの感想も、そういう経緯がなければ生まれなかったものだろうと思います。

 

感想というのは、私が感じた気持ちを書くことなので。レビューとは違います。

だから、そういう状況を考えずに聴いてもなんていう、どっかの雑誌に書いていそうな文章なんて私には書けません。

 

 

思いっきり主観です。

 

 

死ぬほど心配して、死ぬほど悩んで、死ぬほど不安と闘って、死ぬほど淋しい毎日を過ごして。

 

その先で出会った曲です。

その先で、受け取った想いです。

冷静になんて聴ける訳がない。

 

 

 

実際、初めて聴いた時は、泣きました。

そりゃもう号泣です。

 

 

この曲がファンに向けた想いであってもなくても。

そんなことはどうでもいい。

誰に向けた「ごめんね」でもいい。

 

 

わかりやすい言葉で、ストレートに響くその言葉の1つ1つが、確かな質量で心に降り積もる。

柔らかなメロディと演奏が、心配と不安で凍りついた心をゆっくりと溶かしていくような。そんな音楽でした。

 

 

一言で表すならば。

黎明、かな。

 

 

これから、何かが始まる夜明けの一歩手前みたいな。

暗い場所から、明るい場所へ。光が少しずつ差し込んでくるような。

そんなイメージの曲ですね。私的には。

 

ただ、楽曲のイメージはそうだけど。

私にとってのこの曲は、光そのものというか。

 

 

なんて言ったらいいのかな。

ずっと、暗いところで膝を抱えてたんだよね。あの時ね。

これから先、秋山黄色の音楽が聴けなくなったらどうしよう。って。

まだまだこれからじゃん。って。悲しくて怖くてしょうがなかった。

 

 

端的に言えば、エルレの活動休止発表の朝みたいな。

絶望で目の前が真っ暗になるアレです。

あの真っ暗な毎日がまた始まるのかー。っていう。

 

 

それがさ、ワンマンライブを観れて、札幌のイベントまで来てくれて。

さらには、ライジングの出演まで決定して。

(今なんてツアーが楽しみで毎日ワクワクしてるw

 

 

びっくりするほど明るい場所に連れ出してもらった感じがしていて。

音楽ひとつに大げさな、って思われるかもしれないけども。

音楽好きな人だったらわかると思うのですが。

 

 

自分の好きな音楽からもらうパワーって、とてつもないじゃないですか。

 

 

嫌なことも乗り越えられるし、難しい局面や仕事も頑張ろうってエネルギーにもなる。

自分が正しいと思えることを守るために闘う力にもなる。

それが失われるかもしれないっていう恐怖から解放されて、これからも続いていくんだっていう、確信?みたいなものをもらったんですよ。蛍を聴いた時に。

 

 

 

そうやって受け取ったあれこれとか。

この曲を聴いて思ったこと、この曲を聴くまでにファンの人や黄色さんご本人について思ったこと。

(それについては今まで散々Twitterにツイートしてきたので省略

 

そういうの、全部が蛍って曲の感想というか、この曲への想いに繋がってるんです。私の中で。だから、すぅごい宝物みたいな曲になっちゃってるんですよね。

 

 

ただ、そういうなんていうか特殊な状況というか、そういうのだけで宝物になっている訳ではなくて。

蛍の歌詞の中でね、すぅごいグサグサと心臓に杭を打たれたように刺さってきた言葉があって。

 

 

正しく居たいって思うのがもう心に影を落とす

 

 

っていう歌詞、あるじゃないですか。

あれがね、もう自分の現実にリンクしすぎて心臓痛くなるぐらい刺さったんですよね。

 

 

今、正しいことをしようとするといろんな弊害が襲ってくる場所にいて。

不正と隠蔽とごまかしが当たり前の現実に身を置いていて。

 

正直、ここまで酷い不誠実な世界に足を踏み入れたことがなかったから。

自分の倫理観が歪んでいくのがわかるのね。心がどんどんその歪みに耐えられなくなっていくのがわかるの。

そういう世界で、1人で戦っている気になっていたのね。

世の中の言う正しさの意味がわからなくて、それでも自分の中の正義を守りたくて。

でも、そういうのって独りよがりだったり、周囲からは孤立していったりするのね。

 

 

それで心はどんどん暗く疲弊していく、みたいな。

 

 

まぁ蛍の歌詞がそういうことを歌っているのかどうかは知らないけれども。

ただ、その歌詞の一節が、そういう正しさと心のバランスみたいなものに折り合いをつけられなくてもがいていた自分に、光をくれたんだよね。

 

 

正しく居たいと思っているのは自分だけじゃないんだって。

そして、正しく居たいと思うことで心に暗い影を見つけてしまうのも自分だけじゃなかったのかもしれないって。

当たり前だけど。みんな普通に、自分の中の正しいことをしたいに決まってるんだけど。

本当に疲れてくると、そんな簡単なこともわからなくなってくるんだよ笑

 

 

で、その「自分だけじゃない」って思えたことがほんと私の中では大きくて。

だから、私にとって蛍は、光そのものなのだと。

結構、Threadsとかでも私にとって蛍は光そのもので、みたいなことを何度か書いていたのですが。

なんでそうなのかとか、短い文章では書ききれないぐらい、大きな光をくれた曲でして。

 

 

だから、その「光」の意味を、ブログに書きたいって思ったのかもしれないです。

 

 

この蛍って曲が、今の私の大きなエネルギーになってくれているのですよ。

蛍を聴いたから、不誠実なこの世界から本気で抜け出す覚悟ができたのですよ。

だから、私にとってこの蛍っていう曲は、宝物なのです。

 

 

 

超個人的な主観で書いた感想だからしょうがないんだけど。

書き終わった今、これ、ネットにあげる必要あるかな?と、思わないでもない笑

 

 

まぁでも、自分が感じたことの軌跡というか。

そういうのを残したいと思ったのが久しぶりなので。

まぁまぁ小っ恥ずかしいこと書いてるけど残しておきます笑

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